東京三鷹にある国立天文台の一般公開に出かけた。森のなかに観測施設が点在する公園のような観測所だ。
一般相対論の検証のために建設されたという太陽望遠鏡。太陽光の吸収スペクトルから重力赤方偏移を確認しようとしたが叶わなかったらしい。地下に大きな分光室がある。
地下トンネル内に建設された重力波検出用マイケルソン・モーリー干渉計。エーテル検出に使われたことで名高い代物だが、意外な用途で復活したものだ。さすがに三鷹ではノイズが多くて実証用途には使えないらしい。
VLBI用のデータテープ換装装置。アームがテープを掴んで次々にデッキに突っ込み、相関処理にかけられる。受信電波をそのままAD変換して相関にかけるものだと思っていたが、実際は観測帯域だけヘテロダイン方式で抜き出してAD変換しているのだと初めて知った。
VHSカセットの親玉のようなデータカセット。一つで4GBだという。近々ハードディスクカートリッジに置き換えられるとのこと。
敷地のほぼ中央にあるドームの中の65cm赤道儀。やはり天文台といえばコレ。接眼部の位置に応じて床が上下するという優れもの 。
PSオミヤゲにもらった宇宙図が素晴らしい。以下のサイトで入手可能とのこと。
http://www.pcost.or.jp/pg42.html
PDF版もダウンロードできるらしい。
http://www.nao.ac.jp/study/uchuzu2013/contents/uchuzu(J)_A3.pdf