2020-10-18 新快速の思い出 1978年頃、大阪駅阪神間に住む鉄分の多い小学生にとって新快速は特別の存在であった。「特急」をしのぐスピード、デッキ付き「急行型」車両という快適さ、という高パフォーマンスにも関わらず、料金的には「普通」扱い。乗ってみたいという気持ちを起こさせるに十分な魅力を備えているものの、京都、大阪、三ノ宮にしか停車しないというその魅力がかえって仇となり、特別な用事で遠出をしない限り乗れなかった。そういう意味でも、憧れの乗り物だった。